Lv30:イイ男イイ女の条件とは

イイ男の条件

「イイ男の条件」と聞いて何を思い浮かべるだろう。多くの女性誌には「髪型がカッコイイ」とか「長身で高学歴で」と記載されているかもしれない。それを真に受けて似合いもしない髪型に挑戦したところで根本的な「恋愛技」を学んでいなければモテることなど程遠いだろう。

髪型なんかに統一性などあるはずがない。坊主が好きな女性もいればサラサラヘアーが好きな女性だっている。それは男性がショートヘアの女性や茶髪の女性が好きといった「好み」と何も大差ないことだ。

もしも恋人が自分の好きな髪形をしていないってだけで別れるような人がいるのであれば、それは恋愛ではない。単なるエゴと錯覚でしかない。本気で相手のことが好きであれば、そんなことの優先順位は低くなるのは当然である。

まず髪型にしろファッションにしろ、自分に似合うものを探すことが大切であり、恋人がいるのであれば相手の女性の好みに合わせてあげるのも優しさだろう。一緒に似合う髪形を考えるのも楽しいだろうし、彼女に服を選んでもらうのもりっぱなデートになる。

こういったことに共通して言えることは「自分も相手も楽しい関係性を築ける」ことにあるのではないだろうか。

よくプライドが高く「○○で、なければならない!」と決め付ける男性がいる。例えば「男は強くなければならない」と言うのならば、その【強さ】について考えてみよう。

アナタにとって強さとはなにか。筋肉があることや格闘技をやっていることなのか、それとも相手のワガママに我慢できることなのか。いろいろな強さがあると思う。

でも本当に重要なのは喧嘩に勝つための強さなんかじゃない。大切なものを守るための強さなんだ。それは愛する女性かもしれないし愛する子供なのかもしれない。

アナタの彼女がレイプされたと過程する。そんなときどうする?大切な人の心を守り、癒し、そして自分との葛藤に負けない心の強さが求められる。

何のための強さなのかを真剣に考えたときに形や先入観に囚われない、そういった行動ができる男性は誰から見てもイイ男なんじゃないだろうか。

大切なのは「自分自身」と「相手自身」という【存在】を愛することにあると思う。

モテ男になることはそんなに難しくない。「恋愛学」を学び「技」を習得すればいいだけのことだ。しかし本当の意味でイイ男であることは難しい。なぜなら「形の価値観」ではなく「心の価値観」が合うかどうかであるからだ。

「アナタに出会えてよかった」と女性に言われるような、そんなイイ男を目指してもらいたい。

イイ女の条件

数年前「イイ女の条件」「イイ男の条件」と調べてみたところ不思議な統計がとれた。まず「イイ男の条件」には考え方や女性にたいする優しさや振舞い方などが挙げられるのに「イイ女の条件」を調べると、化粧の仕方やダイエット方法などが挙げられるのである。

ここで疑問になることは「イイ女の考え方や男性にたいする優しさや振舞い方などはどうなのか?」だ。まずは、なぜ化粧やダイエットをするのか考えてみよう。

やはり異性にモテたい、男性にチヤホヤされたいという本能からきている。これは男女共に同じで、やはりデートするのに汚い格好であることはお互いに嫌悪感をもつ。

オシャレをするということは自分への自信にも繋がるし相手に新鮮味を与える行為でもあると思う。つまりこういった行為は当たり前のことなのだ。

では次に考え方や男性にたいする優しさや振舞い方について考えてみよう。これは女が男に求めるものとあまり大差ないはずだ。多くの人が勘違いしている「付き合う」って行為は、だいたいが「安心感」を得るためとか「寂しくないように」って気持ちが中心であることが多い。

恋愛って目には見えないものだから「形」を求めてしまう傾向にある。「形」にこだわる人は【恋愛=セックス】と勘違いしやすい。例えば「簡単にセックスする女は最低だ」とか先入観で物事を捉えやすい。でも恋愛は心でするものだ。

「風俗嬢は恋愛する資格はないのかい?」と…
「SEXから始まる恋愛だってあるだろう?」と…
「誰だって一期一会の出会いを経験してるだろう?」と…

人にはそれぞれ生きていく過程で様々な出来事がある。風俗などのアダルト業界で働く人だって多い。そういった職業の人を本気で愛してる人がいたとしたらどうだろう。きっとその人はセックスという対象を超越した部分で彼女自身を愛しているのではないだろうか。

職業差別の先に恋愛があるとは到底思えない。大切なのは「自分自身」と「相手自身」という【存在】を愛することにあると思う。

アナタが寂しいときに1番の支えになってくれる人。アナタの為に涙し真剣に守ってくれる人。そんなアナタという存在を心から愛してくれる人と出会えたとしたら、それは一生の宝である。

あなたが同じように接することで、男性からしたら、あなたはオンリーワンな大切な存在に写るのではないだろうか。

形や先入観に囚われない考え方や振舞い方。「形の価値観」ではなく「心の価値観」そういった行動ができる女性こそイイ女の条件だと思う。