Lv25:恋愛トレーニング

意識と無意識の関係性

自分が意識を向けた方向に無意識は傾く性質をもっているのでマイナス思考よりプラス思考が大事です。ダイエットに置き換えると、「太らないように食事制限をしよう」と考えてしまうと、「太っているイメージ」を頭に思い浮かべてしまいます。

意識が「太っている」「食事をしている」に向けているため、「してはいけない」という抑圧で制限しようとしている気持ちは意識してても、無意識は「太る」「食事」のイメージのみをとらえてしまうため、ダイエットに失敗しやすいのです。

これを打破するには「ダイエットが成功してスリムになった自分をイメージ」することで、「太っている自分」「食事している自分」というイメージを無意識に残さないようにすることができます。

つまりこうした「意識と無意識」の関係性を利用することで、小さな成功体験をイメージしていくことが大切なのです。「~したらいけない」「~したくない」ではなく、「~した結果」「~したい」を無意識に伝えるためには意図的に意識するしかないのです。

だからマイナス思考がダメなのではなくて、ダメな自分を受け入れて短所を補い長所を伸ばすことじたいに意味があるのです。

自分のコンプレックスじたいを好きにならないと、プラスとマイナスがニュートラル状態にならないというわけです。

だからプラス思考が良いとかマイナス思考がダメなのではなく、プラスマイナス±0値から感情をコントロールできることが重要なんですね。

感情スイッチ

実は社交的か内向的かは、あまり問題ではありません。なぜなら人は。やりたくない事にたいしては誰しも消極的ですし、やりたい事にたいしては積極的になりますから。

社交的な人は感情を外部に伝えるのが得意でしょう。だから他者と関わる事に積極的になりやすい特徴があります。逆に引きこもって思考し計画を立てる事には消極的かもしれません。

内向的だと他者と接するのは苦手意識があるでしょう。しかし引きこもって戦略を練ることには積極的かもしれません。

ということは仮説をたてて立証していくという流れのフォーマットを作れば、内向的な人にとっての、やりたい事の一部となるわけですから、外部と接触するにあたり積極的要因となりうるわけです。結局のところ、とらえかたしだいで、自分の感情は、「やりたいorやりたくない」のどちらにもスイッチを押せるのです。

こうした部分は、自分だけでなく相手に対しても同じパターンが当てはまります。

内向的か社交的かではなく、「積極的になれる感情スイッチ」はどこにあるかという部分が重要です。人間は誰しもが「寂しいときに誰かそばにいてもらいたい」「つらいときに愚痴を聞いてもらいたい」
などといった欲求があります。

こうした感情には社交的も内向的もありませんよね。もちろん男も女も関係ない欲求です。そこを刺激して癒してあげればいいのです。

ナンパにしろ恋愛にしろ、

  • 「~して欲しい」
  • 「~してもらいたい」

という心理を引き出してあげて、それを叶えればいいだけのことなのです。自己と他者というとらえ方だけでなく、男にとって女にとって人間にとっての積極性とは何か?も考えましょう。

非言語コミュニケーション

人が言葉でコミュニケーションをとらえる能力は、全体の7%しか使っていません。ほとんどが非言語表現なのですね。非言語表現のしめる割合いは高く「ボディーランゲージ:55%」「声のトーンやリズム:38%」という調査結果が出ています。

コミュニケーションをとらえる能力
ボディーランゲージ:55%
声のトーンやリズム:38%
言葉や会話内容:7%

ですからコミュニケーションをとるさいは、身振り手振りをつけて話したり、オーバーリアクションで反応したり、顔の表情や目線の置き方、話すスピードなどを意識することが大切です。言葉の内容は、そこまで重要ではなく、相手に与える印象操作のほうに集中しましょう。

イメージトレーニング

昔のレトロゲームは、フカンや平面でキャラクターの全体像を見るスタイルのゲームが多かったですよね。しかし近年は3Dゲームなどは、キャラクター目線でゲームが進行するものが多いです。VRにいたっては、完全に自分が仮想空間にいる体験ができてしまいます。テクノロジーの進化は早いですから、今後はさらに進化していくことでしょう。

別にゲームの解説がしたかったわけではありません。

あなたが惚れた恋愛対象の相手にたいして、緊張して上手く立ち振る舞うことができなかったりするのであれば、まずはイメージトレーニングをすることをお勧めします。

イメトレの方法としては、目をつぶり恋愛対象と自分が一緒にいるところを想像します。このとき、さきほど例えたゲームの話のように、自分というキャラクターがイメージ内の映像に登場したらいけません。

VRや3Dゲームの目線のように、キャラクター目線(あなたが見ている視線)で、相手を見ているようにイメージしてください。デート最中に、どのような会話をして、どういった態度で接するかなどを、すべてVRのような視点でイメージするのです。

この練習をすることで、実践で彼女とデートするさいも、仮想現実かのごとく、スムーズに主導権をにぎれるようになりますから。

これは実際にスポーツ心理学などで使われているトレーニング方法です。野球選手であれば、イチローも、長嶋選手も、落合選手も、皆こうしたイメトレに時間を割いています。

落合選手は人前では練習しないのは有名ですが、実際には自分の練習している姿を動画で撮影し、それを分析していたそうです。当時はビデオですからね。その数1000本以上にもなるそうですから。1本9時間録画できると計算すると、とんでもない分量を自己分析に割いていることとなります。

この練習方法じたいを他人に知られないために、人前では練習をしなかったわけですね。これも戦略で天才というイメージを植え付けるために、努力は陰でおこなっていたわけです。

apple設立者スティーブジョブスのプレゼン能力が高いことは有名ですが、彼もまた、自宅でプレゼンのシミュレーションをおこなうさいは動画撮影をし、自分の目線と、他人からどう映るのかといった両方の視点から自己分析をおこなっていました。

天才と呼ばれる人達も影では常人以上の努力をしているのです。この努力の量と質が一般よりも、はるかに上回るのが才能と呼ばれるだけであり、天性のものなど微々たるものでしかありません。

ゲーム感覚でいいので、ぜひ恋愛対象となる相手を想像して会話や誘い方、さらにはデートのイメトレなどをしてみましょう。