いきなりゴールすることは無理なように、何ごとにも1つ1つクリアしなければならない【段階】というものがあります。
例えば、まだ知り合ったばかりの女性がいたとします。
いきなり「明日、海に行きませんか?」と誘うのは、NGですよね?段階を踏んでいないので相手は警戒して「この人なんなの?」と壁を作ってしまいます。
これがフラれるって状態です。
いきなり「好きです!結婚してください!」と告白しても失敗しますよね?これも段階言動と段階行動を挟んでないから失敗するのです。
この場合、次のようなパターンが段階言動&段階行動となります。
男「あー、今日は天気いいよね?」
女「うん、天気いいよねー」
男「俺、いつもジムのプールに通ってるんだけど室内でしょ?だから天気の日とかは海行きたいなぁーって思うんだよね?海とか好き?」
女「うん、海好きだよ。ジム行ってるんだ?凄いね?私も泳ぎたいなぁー」
男「じゃぁ、今度一緒に海に行こうよ?」
女「いいわねー」
と女性も賛成するようになります。つまり『海』というキーワードに達するまでの段階を得た会話(誘導)が必要なのです。
自然に湧いてくる質問を順々に質問しながら会話を誘導して行く言動を【段階言動】といい、それに応じた行動を【段階行動】といいます。
【段階行動】というのは、手を握ったり、肩を抱いたり、腰に手を回したりする軽いスキンシップも含まれます。相手に触れるときの会話についてですが、基本は「褒める」ということが大切だと思います。
ただ、髪の話をして、ずっと髪を撫でているのでは、相手の意識が髪に集中してしまいます(拒否される可能性が出る)ので話題を変えましょう。
相手の注意を他にそらす事によって、無意識に触られている状態にすることが出来ます。
無意識に触られていると、触られていることが当たり前になりますから。
【段階言動・段階行動】どちらの場合も必ず自然の流れを演出しなければなりません。壁を崩すのではなく、壁を作らなくすることが大切なのです。
デートで食事をするときに、どこの位置に座りますか?これも話す内容によって説得しやすい位置というのが必ずあるのです。ここではそれを説明していきます。
論理的な説得をする場合は正面の席を選びましょう。いつも世間話などで話の筋をそらされたり、別れ話など相手を説得したいときなど正面の席に座ると相手は緊張して、話に真剣に耳を傾け理解しようという姿勢になります。
何か頼みごとをするなどの情に訴えるときは斜め前の席を選びましょう。斜め前から話をすると相手はリラックスして親近感を抱きやすくなります。
このように座る席1つでも心理学を知っているか知らないかだけで相手に与えるイメージは違います。
例えば男性なら
気配り(レディファースト)を忘れないようにしましょう。それだけでも相手に与えるイメージは優しい人と認識されます。
また女性はデートする男性がこのような当たり前の気配りができる人であるかどうかをよく観察しておきましょう。本当にモテる要素というものは経済力やルックスではありません。
こういった当たり前の気配りができることこそ本当の優しさと言えるのではないでしょうか?
【裏技】
正面の席に座ったとしても、自分の体を少し斜めに傾ければ、斜めの席に座った状態となるので心理的に与える効果は同等となります。