異性と付き合うことで重要なのが初対面のイメージ。つまり第一印象です。
例えば友達に彼氏(彼女)を紹介してもらうときなどは、自分の魅力(アピールポイント)を友達を通じて事前に相手に伝えておくのも効果的です。
たとえ友達経由であってもアナタに関する情報に相手が興味を持ってくれれば、実際にあったときの第一印象も良いものになります。
これを「初頭効果」といいます。
逆に最初に悪いイメージを与えてしまった場合(例えば身長など他人は気がつかないが相手にとってはコンプレックスでありそれを指摘してしまったなど)ゲインロス効果をつかうことが有効です。
最初にマイナスの情報を与えてしまったら、後にから強いプラスの印象を与えると、最初のからプラスの印象である場合よりも「ものすごく好印象」になると感じる効果を「ゲイン」といいます。
逆にイイ人と思われてる人が後にから強いマイナスの印象を与えると、「ものすごく嫌な印象」を与えてしまいます。これを「ロス」といいます。
こうした効果を利用して自分をアピールすることを「ギャップ効果」といいます。
人は愛情の重さよりも愛情の変化に興味を持つと言われていますが、それはこの「初頭効果」「ゲインロス効果」のためでしょう。
例えば「100万円貸してくれない?」と言ったら誰も貸してくれません。
しかし次に「じゃぁ、100円貸してくれない?」と言われたとすれば「100円ぐらいなら…」と貸してしまいます。(極端ですがわかりやすくするための例です)
はじめに無理な難題を提示すると次の要求が軽く感じられて受け入れられやすくなるという心理技です。
この技を恋愛に応用したのが「ギャップ効果」と呼ばれるテクニックです。
具体例をあげると、よくドラマなどにいる無職で酒を飲むと彼女から金を借りてギャンブルするうような男性。しかし彼女は、ひどい目にあって別れたほうがいいと思いながらも別れられない。
なぜでしょう?
それは、彼女曰く「お酒を飲まなければ凄く優しいし、彼って寂しがりやだから私がいなくちゃダメなのよ…」などと思っていたりします。
これがギャップ効果なのです。
つまり自分の短所を自分の個性だと受け入れ演出します。
【ハード=現実的な武器】よりも、【ソフト=内面的な武器】を重視する技といえます。
推し活と称して依存してしまう心理も、「ギャップ効果」が裏に潜んでいます。ようするに、「アホっぽいイメージ」だけでもダメだし、「頭の回転が速く賢い」だけでもダメなのです。
そこにギャップが必要なのです。
イケメンだけでも武器としては飽きられたら終わりです。しかしギャップがあることで、【曖昧感覚】を意図的に作る事ができるわけですね。
アナタが相手に与えた第一印象が悪かった場合、自分自身で挽回することができないこともあります。そんなときはその相手が信頼している人に間に入ってもらい自分の良い箇所をアピールてもらうことが効果的です。
これを「ハロー効果」といい、ハロー(後光)が当たっていると細かい部分が見えにくくなることから名づけられました。
つまり自分の第一印象が悪くても「あの人が評価しているのなら…」とつられて評価が高くなる心理技なのです。こうした効果をつかうときの為にも彼氏彼女と共通の友達を作っておくことも大切なのではないでしょうか。