こうした傾向の人は「恋愛中毒」(ラブジャンキー)の可能性があります。
「熱しやすく冷めやすい」そういう性格の人は、恋人と別れる理由が「飽きた」「つまらない」という。まるで子供がオモチャを次から次へと取り替えるような恋愛なわけです。
なぜこのようなことが起こるのかというと、そういう人達は「恋愛」における「トキメキ」を求めているからなのですね。
例えば好きなアイドルをテレビでみたり、街で好みのタイプをみかけると気分が高揚します。
実は、この高揚は、スポーツをしたり綺麗な景色を見たりしたときの高揚と同じなのです。
こうした「高揚=トキメキ」を快楽として認識してしまい、この快楽を求めるため短期間に次から次へと相手を変えてしまう。
これが「恋愛中毒」(ラブジャンキー)の恐ろしさです。
「脳内麻薬」というのを聞いたことがあると思います。自分の脳が自然に麻薬を作り出してしまうことを言います。この脳内麻薬の種類は、現在20種類も確認されています。
この「脳内麻薬」と「恋愛中毒」を結びつけるのが「βエンドルフィン」と「PEA」といわれる脳内麻薬です。
沈痛作用はモルフィネの6.5倍。長く付き合ってる恋人や友人といると心が安らぐのはβエンドルフィンによるもの。
恋をすると大量に放出され気分が興奮する。実際に「PEA」は「抗うつ薬」としても使用される。
このようなことからわかるように、人は恋をするとドラッグをやっている状態になるのです。
逆に失恋をすると、ドラッグを絶たれた状態になりジャンキーの禁断症状に似た感覚におちいってしまうわけです。
つまり「恋愛中毒」(ラブジャンキー)とは、 この「PEA」のようなドラッグ的な感覚を得るために恋愛に走る人達のことをいいます。
同じ相手だと「βエンドルフィン」が増加されて安らぎに変わるが、「PEA」の量は、だんだんと減っていくので別れて新しい相手をみつけるというわけですね。
新しい相手と付き合うと大量の「PEA」が放出されるので快感に達する。
つねに「恋愛」をしていないと「うつ状態」になるので次から次へと恋人を探して付き合わないと不安でしょうがない。
「トキメキがないのは恋愛じゃない!」と思っている人。非常に危険ですので、しっかり自分をみつめなおしましょう。
彼方の考えてるのは恋愛じゃなくて錯覚です。
では、恋愛と錯覚の違いはなんなのでしょうか?その違いは・・・「トキメキ」→「安らぎ」に移行できるかどうかです。
他にも好みのタイプは街でみかけるかもしれません。しかし・・・「自分には、この人しかいない!」と恋人に思える感覚こそが「トキメキ」→「安らぎ」に移行できたときなのではないでしょうか。