自信をつけて声かけできるようにするうえで重要なのは、単純に「会話力」と「スペックアップ」の2つが必要です。
会話力は、おもしろい会話などを意識しなくてもいいでのす。
人は自分の話を聞いてもらいたいという欲求があるわけですから、そこを刺激して話を聞き出せば後は、黙って聞いてあげるだけで会話は成立します。
ストナンやクラナンなどでは、最初のファーストトークだけ、こちらが喋りかけないと成立しないので、そこさえクリアできれば、後は小心者の会話下手で無口な男でも平気ですから。
ようするに、声かけはテクニックでどうにでもなるので、自分のやり方というか方法パターンさえ見つけられればいいわけです。
でも、このストナンなどにおける第一声ともいうべきファーストトークのハードルが越えられないという人がいます。
こうしたブレーキになっているのが自信のなさであり、それを克服するのに役立つのが、もうひとつの「スペックアップ」という項目です。
よく電車などにのっている乗客を観察してみると、だいたいの服装で職業をイメージすることができると思います。
例えばスーツ姿ならサラリーマンだとか、個性的な服装ならクリエイター関係だとかといった感じです。
実は、心理学的に人間というものは、無意識に、職業を制服などの服装で連想してしまうようにできているのです。
例えば玄関の前に、水色と白のストライプのTシャツを着て帽子を被った人が箱を持って「佐川急便です」といえば、人はそれを信じてドアを簡単に開けてしまいます。
この心理を利用することでは、ファッションや、髪型などを決め打ちして、自分のイメージじたいをスペックアップしてしまおうというわけです。
欧米で実際にあった出来事を事例に出してみると、ある証券マンの男性が株の取引に失敗して一文無しになってしまいました。
彼が再起を図るために銀行から大金を借りるためにしたことは何だと思いますか?
高級そうに見えるスーツを着用し、レンタルの高級腕時計をして同じような高級そうな服装をした仲間を秘書のように引き連れて銀行に行っただけです。
そして「他の銀行からも融資を受けれそうだが、比較してから決めようと思ってきた」とだけ担当者につげるのです。
たったそれだけで銀行は担保も確認せずに大金を彼に貸してくれたというお話があります。
このように人間心理というものは、服装などのイメージで、相手を判断してしまうという特徴があるのです。
これを応用すればいいわけですね。
あなたにとってモテそうな男性像のイメージはどういった服装をしているでしょうか?
では少し視点を変えてみましょう。
ホストという職業はモテるイメージの代表格ですが、彼らの服装や髪型や態度を観察してみてください。
まるでパーマンに出てくるコピーロボットのように似通っていますよね。
全員スーツですが、その着こなしはサラリーマンの着用するスーツとは違います。
髪形も派手で目立つように意識しています。
自分の好き嫌いは置いといて、やはりチャラチャラした感じだとか、軽い感じの雰囲気を連想させませんか。
ではキャバ嬢はどうでしょうか。
ドレスを着て、やはり派手な髪型をしています。これは現実を忘れさせるために、あえて非現実感を出すように無意識の流行が、その業界で定着しているから起こるのです。
ああしたファッションスタイルが効果がないのであれば、廃れます。
しかし顧客の依存度をアップさせるのに効果があるから無意識のうちに、ああしたファッションセンスが水商売で定着しているだけなのです。
ヨレヨレのスーツを着たような人に株の取引を任せたいと思いますか?
任せませんよね。たとえその人が億万長者で凄腕の株トレーダーだとしても第一印象が、そう見えないと人は信用しないというわけです。
服装や髪型でどうにでも心理をコントロールできるというわけです。
ここで話を戻しますが、ようするに目的は男性によって様々でしょうけれど、女の子側の心理からすると同じようにしか見えないわけです。
ということは、女性心理を紐解けば適したスタイルが見えてきます。
女の子が声かけされて喜ぶことがあるとしたら、それはただ単に「楽しそう」という感情が第一印象にあるわけです。
場所が海だろうが、ストリートだろうが、クラブだろうが、声をかけるという行為において「楽しそう」という第一印象があって、そこから出会いがはじまるのです。
これはパーティーや合コンでも同じですよね。
誠実そうかどうか、金持ちそうかどうか、そういった部分を把握するのは会話ではなく、服装などの見た目です。
つまりイメージは服装や髪型でどうにでも心理をコントロールできるというわけです。