女性から話を引き出すためには、自分ばかりが話すのではなく質問をすることが大切です。そのためには「質問力」のテクニックを学ぶのがよいでしょう。
基本的に質問の仕方を大きく分類すると次の2つになります。
どんなに心理学や話し方などの本を読んでも、こうした心理テクニック的な情報しか書いていないと思います。実際に、こういう質問力を身に着けたとしても、具体的にどういう風に使えばいいのかがわからなくなるはずです。
なぜなら、ほとんどの書籍やセミナーで教えてるのは、ビジネス向きの使用方法で、恋愛向きではないからです。ちなみに、もっと深く掘り下げると、ストナンと恋愛では、この質問を使うタイミングもまったくことなってきます。
全部の詳細パターンを具体的に解説するのは大変なので、大まかなパターン例としてストリートやクラブでの声かけと恋愛での「YESセット」「WHYセット」の使い方の違いを解説していくことにします。
まず声かけにおいては、「YESセット」をメインで使うべきです。
実は、人が普段社会生活をおくる上で頻繁に使うのは「WHYセット」なのですが、ストナンやクラナンに関してのみ言えば、ほとんど 「YESセット」のみで会話が成り立つと思ってもらっていいです。というかむしろ「YESセット」しか使わないですけど。
なぜなら目的が、カラオケなどに連れ出すか、連絡先を交換するということが中心になるため、そのゴールに向かうためには、彼女に余計なことを考えさせないようにするということが前提になっているからです。
例えば女性に声をかける。そのときに
だと「WHYセット」の質問になるため、女性は見知らぬあなたの質問にたいして次のように考えます。
こうして彼女の脳では思考が瞬時に張り巡らされてしまう。そして結果的には無視される可能性が高くなるというわけです。
ところが「YESセット」で声かけをすると、相手の脳をこちらでコントロールすることが可能になります。
例えば女性に声をかける。そのときに
だと
「買い物をする=YES」
「買い物ではない=NO」
というように「YESセット」での質問になります。ということは、彼女の脳裏には、あなたが誰なのかという疑問よりも先に「YESかNOかで回答しなければならない」という思考のほうが先に到達するために
B.「違う」
みたいな反応がすぐに返ってくるわけです。
もしも答えが「うん」でも「違う」でも、そのまま買い物というテーマにつなげて話を進めていって「YESセット」の質問をすればいいだけなので、
このように自分の情報も出しつつ相手の回答に同調してあげて「YESセット」で誘導していきます。とにかくこの基本フォーマット方式さえ覚えておけばいいのです。
全てに対してNOで回答する女性ならば最初から拒否する気が満々なわけだし、最初の段階からYESが2回続けば3回目は無意識にYESを言いやすくなるため、できれば連れ出しの要求をかけておいたほうがいいでしょう。
ストナン(ストリートナンパ)やクラナン(クラブナンパ)においては「YESセット」(YES・NO で答えられる質問)のほうが有利に事柄をすすめられるということはわかってもらえたと思いますが、逆に「WHYセット」(YES・NO で答えられない質問)は、どのようなときに使えば効果的でしょうか。
実は「WHYセット」は 恋愛目的というか相手を惚れさせるのに役立ちます。
つまりある程度の警戒心を解いた後に、2人きりでじっくりと会話できる場所のときに使うと効果があるです。YES・NO で答えられない質問ということは、相手の思考で自由に答えさせることが目的になります。
ということは、こちら側は、相手の回答が予測できないので、感情や情報を引き出すことが目的の質問になるというわけです。相手の脳で考えさせるということは、もちろん左脳と右脳のどちらかを使うことになりますから。
左脳は分析的な思考をして、右脳は感情的な思考をするというのは有名ですが、この場合は 相手の感情を引き出して共感してあげることで好意を持たしたいという戦略 になるため、彼女の右脳を刺激するような質問を用意することが適切でしょう。
そのために一番有効なのが 悩みを引き出してあげて、それを聞いてあげること。相手の感情を引き出すということは、質問の内容に対して
「どう思う?」
などの質問をすればいいのです。例えば、一緒に映画を観たとして
などと聞くのも右脳を刺激した質問になりますし。まぁ、毎回恋愛映画を観る機会もないでしょうから、もう少し具体例を出すことにしますね。
それは過去の恋愛体験を聞きだすというものです。いきなり
なんて聞くのが難しいようならば、
などと振っといてから
と振ればいいでしょう。
カウンセラーがセラピーを行なうときには、必ず相手の感情を深く掘り下げることを意識して質問で誘導していくのですが、それと同じ手法をここでは使うわけですね。
別に過去の話じゃなくて現在進行形の恋愛話でもいいですが。大切なのは、彼女に恋愛の愚痴を言わせる(というか思い出させる)ことにあるのです。
こうして彼女の愚痴や感情を引き出したら共感してあげればいいだけです。これだけで、あなたは彼女にとって特別な存在になれるというわけですね。