会話というものは聞き手がいないと成り立たないシステムになっています。ということは相手がいなければ話にならないということですよね。
ここに人に好かれる話し方の秘密があるのです。会話上手になるためには、まず相手の気持ちを感じ取らなくてはなりません。
見た目のルックスやスペックといったものは、誰でも目に映る要素ですが、人の心というもは目に見えません。だからこそ人の気持ちに共感することが大事ですし、実際に、あなたも誰かから自分の意見や考えに共感してもらえたら嬉しいはずです。
では相手の気持ちを感じ取るためには、どうしたらよいのでしょう。
まずは目を配ることに集中してください。相手が今どのような状況でいるのか、誰かと話していたり、忙しそうにしていないかなど、周囲をチェックすることからはじめましょう。これがいわゆる空気を読むということですね。
「空気を読む=認識力」
この公式を覚えて起きましょう。まずは相手の存在を認識する、つづいて相手の状況を認識する。そして相手の心を認識してあげれば必然的に会話能力は上達しますから。
もちろん、会話は聞き手がいなければ成り立たないので、自分ばかりが相手を理解しようとしても一方的で偏ってしまいます。ですから自分ばかりでなく、相手に自分のことも理解させるということが必要になってきます。
こうして、お互いが相互的に理解し合うということも会話テクニックのひとつですから覚えておきましょう。
理解をし合える関係は、そう安々とできるわけではありませんから、相手に離している内容をわかってもらえる努力をすると同時に、自分も相手を理解するために、共感してあげる優しさがつねに大切になってくるわけです。