Lv06:間接法編(待ち合わせナンパ&電車ナンパ&居酒屋ナンパ)

ストリートナンパには「直説法」と「間接法」がある

路上ナンパの間接法について詳しく解説していくことにします。まずは「直説法」「間接法」の違いについて簡単に説明しておこうかと思います。

「直説法」ナンパとは?

女性に対して「おつかれー、どこ行くの?買い物?カラオケ行こうよー」みたいな感じで直接的に誘いの要求をかける声かけ手法をこう呼びます。

 

ちなみにかける時間は長くて3分以内には、連れ出しか連絡先交換をするのが平均的です。

「間接法」ナンパとは?

女性をしばらく観察して、何かしらの偶然を装いナンパする手法です。
時間と手間がかかるかわりにナンパと思われにくいため自然な出会いを演出できます。彼女と自分をつなげるきっかけが必要ですから、そのための偶然を装う場所を計算しておくべきでしょう。

 

待ち合わせを利用した間接法ナンパ

例えば、簡単にできる間接法に「待ち合わせナンパ」というものがあります。これは、まず渋谷ハチ公など有名な待ち合わせスポットに行き女性を物色します。

好みの女性を見つけたら、しばらく隣で自分も待ち合わせをしているようなそぶりを見せながら、次のように話しかけます。

あなた
あなた

「待ち合わせですか?実は、僕もなんですが友達がなかなかこなくて困っちゃいますよねー」

女性
女性

「そうですね」

あなた
あなた

「誰を待ってるんですか?彼氏?」

パターンA「彼氏待ちの場合」

女性
女性

「はい、彼氏です」

このとき「誰を待ってるんですか?彼氏?」と聞いてみて「はい」と女性が答えたなら放流(あきらめる意味)しましょう。

彼氏待ちでも連絡先交換してくれる女性もいますけれど、彼氏がタイミングよく現れてもめることもあるので、ナンパ初心者には一応注意してもらおうという警告として放流しておいたほうが無難です。

パターンB「女友達の場合」

女性
女性

「いえ女友達を待ってるんです」

反対に「いえ女友達を待ってるんです」みたいな返答であれば、次のような感じのセリフで同調効果を使いながら、さりげなくクロージングして和んでいきます。

あなた
あなた

「あ、僕と同じですねー、飲み会とかですか?僕なんか男同士で寂しいもんですよ」

女性
女性

「学生時代の友達と~(略)」

あなた
あなた

「じゃぁ、お互い長く待っているもの同士、今度飲み会でもしませんか?よければ僕の連絡先を教えますから入れといてくださいよ」

まぁ、友達と待ち合わせなら大抵は晩飯を一緒に食べに行くとかなので、彼女も「はい」とか「学生時代の友達と~(略)」みたいに詳しく詳細を語り出すなど、そういった反応が返ってきますから、

そこですかさず相手に連絡先を教えてLINEなりメールアドレスなりを交換すればいいわけです。連絡先を交換して少し雑談したら、次のようなセリフを言いながら、その場を離れ放流しましょう。


「あ、友達から連絡きたみたいだから、そろそろ行きますね?では、連絡するんでー」

もちろん、あなたは友達と待ち合わせなど最初からしてませんから、そのまま違う場所で女をナンパすればいいわけです。

ちなみに、本当にあなたが友達と待ち合わせしているのであれば、そのまま即席で合コンになるというパターンもあるので、そこらへんは臨機応変で切り替えてください。

他にも「勘違いナンパ」という手法もあります。これは、友達の友達に似てたので間違って声をかけてしまったという偶然を装う間接法ナンパですが、普通にストリートナンパしながらでも使えるので便利です。

後は「電車ナンパ」「居酒屋ナンパ」など様々なシチュエーションに応じた間接法ナンパがありますが、結局のところ一般的な出会いのほとんどは間接法みたいなものだということに気がつくでしょう。

駅や電車での間接法ナンパ

続いては状況別でのナンパの使い分けを具体的に説明していきます。
状況別というのは、例えば街中でストリートナンパをするのと、電車でカワイイ女の子を見つけてナンパするのでは置かれている立場や環境が異なることはもちろん、ナンパ方法だって変えていかなければならないことは誰でもわかるでしょう。

電車の中で、どうどうと見知らぬ女性に話しかけて、しかもいきなり冗談を言うなんて勇気がいるというよりも頭が変な奴と思われておしまいですよね。

しかも無視されてしまっても同じ車内に数分間は一緒にいないといけないし、周囲の乗車客の目線もありますから赤面まっしぐらなのはいうまでもないはずです。(あなたがドMのド変態なら話は別かもしれないですが…)

あなたが、電車で自分好みのカワイイ女性が目の前に座っていたとします。どのようにしてナンパすればいいでしょうか?いきなり声をかけると不振がられるというのは常識的に考えればわかることですよね。

ということは、この場合は「冗談で笑わせる」という行為にたいしては縛りというか制限がでてきた状態になるので、「キッカケや行動を挟む」というパターンに落とし込むほうが賢い選択であるわけです。

ここで次のような疑問がうまれると思います。

あなた
あなた

「電車という囲われた空間の中、どのような行動をとれば相手に自分を認識させることができるのか?」

こうした心の問いにたいして回答することで解決策が見えてくるわけですが、【分解法】(1つの事柄を細かく分解して対処する手法)という思考テクニックを使って考えて見るとわかりやすいでしょう。(声をかけるのでなく認識させる部分がポイント)

【分解法】
  • 分解1
    声をかけれないということは?

    現実:声をかけない方法が必要。
  • 分解2
    自分を認識させる行動ということは?

    現実:派手な行為はできない。
  • 分解3
    必要最小限のアピールをするために必要な行動とは?

    現実:目線が合う、席を譲るなどのきっかけ。

確かに電車にのっていると、目線が合うことはよくあることですし、席を譲ることがきっかけになりお礼を言い合うことで、どこの駅で下車するのかなどの会話が弾むことは、日常生活でも起こりうることです。

ということは、この<目が偶然合う>とか、<席を譲る>などの行動を、意図的に作り出せればナンパするきっかけは自然に生まれるということがわかります。

消去法で考えると、席が譲れる状況や、何かお礼を言えるようなことが起こるとは考えにくいはずです。そうなると、次の2つの状況で自己アピールをして、あなたの存在を彼女に認識させることが大切になってくるわけですね。

  • 1:対面に座った女性
  • 2:隣に座った女性

まずは(1)対面に座った女性を間接法ナンパする方法から説明していきます。

電車内で目の前の席に座っている女をナンパする場合

これは目線を合わせてアイコンタクトをとるしか方法は無いでしょう。ただし、これにも戦略をねらないと単なるキモい奴で終わってしまうので注意が必要です。
ここでも【分解法】を使っていくことにしましょう。まず目線を次の3段階に分割していきます。

1:目が合う

一般的に目が合う行為というのはよくあること。そのため最初は何かアクションを起こすと不審がられるので我慢しなければならない。
この段階で注意すべき点は、数秒間目線を外さないこと。すぐに外すと相手がこちらを認識したかどうかが確認できないため。

2:目が合う+笑顔

連続で目が合うという段階。偶然を装いながらも再び目線が合ってしまい、思わず笑顔で返してしまったという演出を行なう。

3:目が合う+笑顔+会釈

さらに目が合ってしまったら、今度は笑顔で軽い会釈をしてみる。このとき多少恥ずかしがった雰囲気を出したほうが良い。(堂々としてると確信犯であることがバレてしまい気持ち悪い)
この段階で相手も「笑顔+会釈」を返してくれたら、もう目を合わす必要は無い。無視の場合、こちらも同じく無視しておくこと。

実行:同じ駅で下車して話しかける

サードコンタクトで女性に笑顔や会釈の反応があれば、確実にこちらを認識したということが確認できた証拠。
さらに電車内の段階で無視でなければ、反応がある確率が高いということがわかる。(つまり向こうも何かしら興味を持ってくれたということ)
そのため、同じ駅で下車してからナンパを試みる。

電車ナンパで話しかけるための会話例

このときの会話例をいくつか紹介しておきます。

あなた
あなた

「あれ?さっき電車で目が合った子だよね?同じ駅?ずっとこちらを見てたんで、もしかしてどっかで会った事あるかなって思ったんだけど・・・」

(注意:あくまで偶然を装うことが重要。そのために自分が目線を合わせてたのではなく、相手の女性が目線を合わせていたような流れにもっていく。)

女性
女性

「いえ・・・」

(注意:確実に会った事あるはずがないためこの返答が100%返ってくる。これも計算のうち。)

あなた
あなた

「いや、こんなカワイイ子なら俺の脳が絶対に記憶してるはずだからおかしいと思ったんですよね(笑)」

女性
女性

「笑」

(注意:これが計算。このセリフを言いたいがために伏線であえて否定させている。もちろんこのセリフは冗談っぽく言うことが大切。ここではじめて笑顔を引き出させるための戦略が完成。)

あなた
あなた

「同じ駅で降りるなんて偶然ですね。僕は、この駅に仕事で(or友達に会う)用事があったもので。」

(注意:ここは相手の職業などの情報を聞き出すための伏線でしかないため、昼間ならば仕事だとか営業だとかの言い訳でよい。夜なら友達と待ち合わせとかでもいいし、駅を降りた理由付けをするのが難しいなら、この段階で「同じ駅で降りるなんて偶然ですね。何かの縁なのでよかったらご飯でも食べません?おごりますよ?」みたいに誘っても良い。)

女性
女性

「そうなんですか」

あなた
あなた

「もしかして仕事ってアパレル系(orエステティシャン)じゃないですか?物凄くオシャレな服装(or肌が綺麗)だから」

(注意:このセリフは1つのホメ言葉としてパターン化しておくと効果的。他にも「読者モデルじゃないですか?だから雑誌で見たことあるとか?」みたいなパターンなどいろいろある。)

女性
女性

「いえ、違いますよ~(笑)」

あなた
あなた

「なんか初対面って感じがしなかったもので、いきなり話しかけてしまってすいませんでした。これも何かの縁(えん)なので、今度、みんなで飲みに行きませんか?僕は○○って言います。」

女性
女性

「**です」

(注意:これで連絡先交換が成功。)

先ほど「セリフは1つのホメ言葉としてパターン化しておくと効果的」と書きましたが、詳しくは別途講座にて解説していますので参考にしてみてください。

電車で隣に座った女性をナンパ

つづいて電車で隣に座ってる女をナンパする方法。これは電車で隣に座った女性が好みの場合、目線を合わせるなどの仕掛けが通用しないため、 違う道具を用意するしかないでしょう。

ようするに目線の代用品は何か?ということを考えて見る。実際に過去に試してみて効果があった方法として携帯のメモ作成画面で・・・

「ナンパしてもいいですか?(笑)」

 

と書いて隣の女性に見せるというものがありました。実際にこれはうまくいったのですが、電車で隣に座っていると、携帯をついつい横目で覗き見したり、漫画を覗き見してしまうという行為は、誰にでもあるはずですよね。

そうした行動心理を逆手に利用して、こういうメッセージを相手に伝えるということもできるわけです。

ちなみに、電車内だと、こうした戦略が必要なのですが、ホームだと普通に声をかけてナンパしても反応がよいことがあります。しかし他の乗客や駅員などの迷惑にならないように注意してください。(まぁ参考までに)

ようするに言いたいことをまとめると、

1.通常のナンパは会話のみで楽しませるが、電車内など直接声をかけることが不可能な状況においては、行動やキッカケで楽しませる方法が必要。

2.行動やキッカケはナンパの代用でしかないということ。

3.ナンパでの第一声の代用が「目線」だったり、目線の代用が「携帯電話(スマホ)のメール作成画面」だったりするだけ。

ちょっと複雑な環境化においての事例でしたが、実際に「目線」の代用として「手振り」も使えます。

居酒屋ナンパで間接法を使用する場合

「手振り」を間接法ナンパで使用する例として「居酒屋ナンパ」(友達と居酒屋で酒を飲んでたらカワイイ女が隣の席で呑んでいたのでナンパした場合)のシチュエーションで説明していくことにしましょう。

あなたが、男友達と久しぶりに再会して近所の居酒屋に入ったと仮定します。2人で席についてビールで乾杯して、思い出話に花を咲かせていると、少し離れた席に、あなた好みの女性2人が仲良く飲んでいるのを発見。

男友達は、ナンパなんてまったくしない素人。さてここで問題。「あなたならどうしますか?」もちろん回答は、自分の意思だから何もしなくても正解だし、ナンパしても正解。

でもナンパするという選択肢を選んだのであれば、どのようにして声をかければいいのかという新たな問題が浮上してくるでしょう。

これが実際の居酒屋だったら、どうすればいいのか戦略を立ててる間に女の子2人組は店を後にして帰ってしまうかもしれません。だからこそ、こういう場でナンパの勉強をしておくことは大切なのです。

パターンA「化粧室の移動を利用」

まず考えられる方法としては、女性がトイレにたったときに自分もトイレに行くふりをして話しかけるというのがあります。

このときの第一声は次のような感じがベターでしょう。

あなた
あなた

「さっき見かけて凄く可愛かったから友達になりたいなと思って声かけたんだけど、よかったら一緒に飲まない?」

唯一注意するのであれば、彼女がトイレに行く前でなく行った後のほうがよいということです。

クラブナンパとか行く人からすれば常識ですが、排泄物を出す前にトイレでナンパされてもイラっとするだけですから。しかも洗面所で冷静になられたら、その後の展開も糞もあったもんじゃないでしょう。

パターンB「直接席に移動」

もうひとつの作戦としては、彼女達2人が飲んでいる席に直接行ってナンパするという方法。

ただこれはかなり空気を読んで行動しないと、店から追い出されるかもしれないので注意が必要です。(筆者は実際に試して即った経験がありますが今のところ追い出された経験は無いです)

居酒屋を出禁になると恥ずかしいので、やはり席に直接行く場合は慎重に行動を移す必要があるといえます。
そこで役に立つのが今までの応用「目線」と「手振り」が役に立つわけです。

1:目が合う

目が合うためには、2人のうちどちらかと視線が合う位置にいなければならないので、シチュエーション的に自分の席から見えない死角にいる女なら気にもとめないはずなので、ここらへんは問題ないでしょう。
まずは、相手が気がつくまで目線をそらさずに見つめておきます。

2:目が合う+笑顔+会釈

連続で目が合うという段階。以前と違う点は、サードではなくセカンドの時点で会釈をいれておくという部分。
なぜなら、居酒屋での席の距離感的に、笑顔だけだと気がつかない可能性があるからです。
このとき、相手の女性が笑顔で返してくれれば脈あり。もしくはもう1人の女友達に話しかけるはずです。

3:目が合う+笑顔+手振り

さらに目が合ってしまったら、今度は笑顔で手を振って見る。
無表情で何も無かったような態度をとられたら、脈がないという証拠なので、そのままスルーしてナンパするのはやめておきましょう。ここで無理やりナンパすると出入り禁止になるので。(苦笑)
反応があれば、次の行動にとりかかりナンパを開始します。

実行:一度トイレの帰り際に話しかける

なぜ一度トイレに行くのかというと、周囲の客や店員の目を避けるためです。
女性からしてもいきなり席にこられても心の準備ができていないはずなのでこうしたキッカケを挟むのです。
トイレから戻る途中に話しかけてみます。

居酒屋ナンパで話しかけるための会話例

あなた
あなた

「ずっとこちらを見てたんで、もしかしてどっかで会った事あるかなって思ったんだけど・・・」

(注意:電車ナンパと同じ。あくまで偶然を装うことが重要。そのために自分が目線を合わせてたのではなく、相手の女性が目線を合わせていたような流れにもっていく。)

女性
女性

「いえ・・・」

(注意:確実に会った事あるはずがないためこの返答が100%返ってくる。これも計算のうち。)

あなた
あなた

「いや、こんなカワイイ子なら俺の脳が絶対に記憶してるはずだからおかしいと思ったんですよね(笑)」

女性
女性

「(笑)」

(注意:これが計算。このセリフを言いたいがために伏線であえて否定させている。もちろんこのセリフは冗談っぽく言うことが大切。ここではじめて笑顔を引き出させるための戦略が完成。)

あなた
あなた

「2人は何友達なんですか?俺の友達は学生時代の同級生なんだけど。」

女性
女性

「私達も同じです(or会社の同僚など)」

(注意:ここは相手の関係性を聞き出すために自分と友達の関係性を先に開示しておく。もちろん友達が同級生じゃなくてナンパ仲間だったとしても会社の同僚とか設定は何でも良いから適当に伝えておく。)

あなた
あなた

「本当は、もっと人数呼んだんだけど皆、結婚とかしちゃって集まり悪くてさ~男2人で寂しかったんですよ。もしよければ一緒に飲みません?おごりますよ?」

(注意:男2人で寂しいということを演出。これで相手がOKならば、もう1人の友達を席に呼び寄せて即席合コンの 完成。
だいたいここまで話こんでいれば一緒に飲むことは承諾する。万が一の保険として、酒をおごるっていう餌を用意しておいてもいいだろう。
さすがにこち らから席に押しかけているのだから、このぐらいおごるのが紳士というもの。)

ちなみに周囲が結婚してると告げることで、自分たちは独身だということを知らしめることができます。

ちなみに、日本だと馴染みのないこうした「即席合コン」ですが、海外にいくとよく見る光景だったりします。
外国人からすれば合コンという概念がないので、男女問わず目が合えばすぐに挨拶してきますし、下手すると女のほうから話しかけてくることも多いです。

日本は、だいぶ欧米化してきたとはいえ、まだまだシャイな国なので、このぐらい会話の中にも伏線を張り巡らしておいたほうが反応は良いと思います。

こうしてあらかじめ対策案を練っておけば急激な出会いにたいしても困ることがなくなるので安心です。これが「間接法ナンパ」の基本となります。

群集心理を利用した「手ふりナンパ」

何度か「手振り」というキーワードが出てきましたので、ついでに「手振りナンパ」について解説していきたいと思います。
その前に、ちょっとしたイメージトレーニング(というか心理学の実験)をしてみたいと思います。1秒ですむので気軽に考えてくださいね。

「街を歩いていると、皆が空を見上げています。何がみえましたか?」

はい!実験終わりです。何をイメージしたかなんて、直接あなたから聞き出すことはできないのが残念ですが、何が見えても正解だったりします。

そもそも正解とか不正解という問題ではなく「空を見上げたか、見上げなかったか」が重要だったりするのです。

文章なのでイメージでしか伝えられないのが残念ですが、実際に街中で大勢の人が空を見上げていたら、あなたも空を見上げるはずです。

これは、群集心理がそうさせています。空には何もなくても大勢の人が空を見上げていたら、真似してしまうのが人間なのです。

もう少し違う事例を出して見ましょう。歩道橋で適当な名前を叫んで手を振ってみてください。

すると面白いことに、路上を歩いている数人が振り返って立ち止まります。(自分にむかって手を振っているのかどうか脳が錯覚して考えてしまうのです)

目の前に鉛筆があると仮定します。そこで、こう質問したらあなたはどんな行動をとるでしょうか。

「この鉛筆と群集心理がどう関係しているか知りたい人いますか?」

知りたければ手を挙げるだろうし、知りたくなければ無視するはずです。しかし、ここで重要なのは挙手するかどうかではなく、

「手を挙げて」

と要求されてもいないのに、挙手で意思決定するものだといつのまにか決めてしまう心理にあるわけです。

「文字を書いて見て」

と言われて目の前に鉛筆を差し出されたとしましょう。あなたは、その鉛筆を無意識で受け取ってしまうはずです。これは無意識がそうさせてしまいます。

「鉛筆で文字を書いて」

とは要求されていないのに、目の前に差し出されてしまうと、無意識で掴んでしまうものなのです。これが本能であり、暗示というテクニックになるわけです。(催眠術とかでよく言われてる技術ですね)

まぁ、これは「手繰りナンパ」の解説なわけですが、今言ったような群集心理などを応用したナンパだということを知ってもらいたかったのです。

「手振りナンパ」のやり方は、いたって簡単。街でボケ~っと突っ立って、歩行者に向かって笑顔で手を振るだけ。

すると歩いている女性のうち何人かは、あなたのほうを向いて笑顔を返してくれたりしますから。笑顔を返してくれた女の子が可愛かったら、そのまま・・・

あなた
あなた

「元気?どこいくの買い物?」

みたいに話しかければいいだけです。この方法は、人にもよるかもしれませんが楽であることは確実です。なぜ、こんな方法で上手くいくのかって理由は、すでに説明してますけど。ようするにその女性は瞬間的に暗示にかかってるわけですね。

女性
女性

「あれ?この男の人、知り合いだっけ?」

みたいに女の子は脳で思考します。0.001秒ぐらいの時間で思考した瞬間の0.05秒ぐらい後には、ナンパされてるわけです。そのため思考が遮断されてしまい、彼女たちは…

女性
女性

「キャッチかな?スカウトかな?ナンパかな?」

みたいに、よけいなこと考えなくなるのです。だから誘いに応じやすくなるし、連れ出しや連絡先も交換しやすくなる。

  • 1.空を見上げる実験。
  • 2.歩道橋で叫ぶ実験。
  • 3.鉛筆で字を書く実験。

この3つとも全部同じ理由。もちろん今解説した「手振りナンパ」も同じ。重要なのは、手を振ることではなく、思考を遮断させて無意識で行動させてしまう部分にあるのです。

ナンパする勇気がない人の原因は、思考を遮断できないから、よけいなことをあれこれ考えてしまうのではないでしょうか?

例えば「無視されたらどうしよう」とか「虫コロを見るような下げずんだ目で見られたらどうしよう」とかですね。(そういうのが好きというドM男は、ガンガン声かけしちゃうかもしれませんが・・・)

だからよく酒を飲んだ後はナンパできるけれど、シラフだと絶対無理という人が多いのも実は、こういう心理が関係しているのです。

思考をある程度遮断することがアクセルで、思考することがブレーキにあたるのでしょう。もちろんアクセル全快だと事故にあいやすいのでブレーキも必要ですが・・・大切なのは思考のバランスです。

ここまでは間接法ナンパで使いましたが、もちろん直説法ナンパでも<手振り>は効果的です。