漠然とナンパをしようと思っても継続するのは難しいでしょう。<覚悟>と<モチベーション>が必要です。
そのためにはナンパをする目標やナンパの目的は何であるのかを明確にたほうがいいと思います。ようするに全体を通してナンパで何を学び得たいのかという部分ですね。
例えば人によっては次のような目的に分類されると仮定します
世間のイメージではナンパはSEX目的の軽薄な行為と思われていますが、実際にナンパする人の心理は、このように様々です。
Hの経験人数が増えるのは単純に女性と接触するきかいが多いからであって、必ずしもそれがゴールではありません。かといって男女ともにHを目的とする関係性がダメだとも思いません。
なぜならば『ナンパはツールでしかない』からです。
ツールを使って何を成し得るかは人それぞれであって、必ずしも答えは1つではないのです。
つねに自問自答を繰り返しながら、仮説と検証と分析を繰り返しながらたどり着いた道というものがあります。
筆者の道と、あなたの道は違うものかもしれません。
それでも全ての行いに無駄なことはないのです。
何を学び得たか。
そのことを忘れてはならないのです。
成長は、やがて鈍化します。目的も達成とともに変化するはずです。まずは小さな目的から徐々にスキルアップを目指してください。
自分の歩んだ道を振り返ったときに、何が残るのか。そこに意味があるわけです。
ナンパの目的はスタートラインにたつためのものであり、ゴールではありません。ツールに使われることなくツールを使いこなす必要があるのです。
もしもこの意味を履き違えるとしたらどのようなことがおきるでしょうか。
女性と性行為に及ぶために睡眠薬を使ったり、男性同士で口裏を合わせたインチキなゲームで酩酊するまで酒を飲ませたり、ナンパして上手くいかなかった女性の電話番号をSNSや掲示板にさらしたり・・・
間違った方向性にすすんでしまうわけです。これではツールを使いこなしているといえません。ナンパは人と人との係わり合いですから、心を見ることが大切なのです。
まずはナンパのスタイルを決めましょう。
必ず次の3つの雰囲気になるわけではなく、これを言葉遣いや態度などで組み合わせていき、ナンパの雰囲気を作り出していきます。自分の性格に固執するのではなく女性のタイプによって濃度を使い分けるという感じです。
ここらへんを組み合わせていくうちに、自分がやりやすいナンパの仕方がみえてきます。ナンパ師の雰囲気(オーラみたいなもの)と、ナンパ手法は似て異なるものです。
雰囲気はテンションの上げ下げや、声のトーン、言葉づかいなどで変化しますから。
いわゆるオーソドックスなナンパの声かけであり、一般的にイメージされている軽い感じの人物が直接的に誘いをかけてくるナンパを<直説法>といいます。
ただ勘違いして欲しくないのですが「何してるの?暇?お茶しない?」みたいな声のかけ方はしません。
ナンパで声をかけるためのセオリーがあり、そのフレームワークにしたがって個々がセリフや言葉を変化させて、ナンパスタイルというものが確立されていくわけです。
ようするに話す順番が決まっているのです。
第一声は何でもよいのです。「おはよう」「すいません」「おつかれ」などが一般的ですが、「おはぽん」など独自に作った言葉でもいいですし、手を振るだけでもかまいません。
<手振りナンパ>というのもナンパ業界で流行ったことがありました。いまでも有効ですが、街行く女性に手を振って<反応>があった子に声かけをするのです。
無視のリスクが減るのと、初頭の挨拶を省略してフリートークからはいれるという利点があります。
ナンパにおける第一声は何がよいか?と聞かれたら「何でもいい」と答える人は多いでしょう。ただそれを理論的に語れる人は少ないですが、実際は<手振りナンパ>のように声さえもかけなくていいわけです。
大切なことは<認識させる>という部分にありますから。女性が、あなたのことに気がついてもらうために<挨拶>という行為があるだけなのです。
認識してもらって何かしらの<反応>があれば、すかさずフリートーク(会話)にはいります。
反応は笑顔や、イヤホンをとってくれる、など様々ですが認識さえしてもらえれば第一段階はクリアです。
最初の認識からトークに移る段階で反応がなく無視されるようならば、すぐに放流(男性側が女性を放置し街に放つ事)しましょう。可能性の低い女性に時間を費やすよりも次に行くほうが効率がいいですから。
ちなみに無視されても<顔シカ崩し>(がんしかくずし)という手法があり、上手くいけば<無視>から<反応>に変化しナンパに応じてくれる場合があります。この技は後ほど説明いたします。
女性から<反応>を引き出したらフリートークの段階に進みます。
フリートークで何を話したらいいのか悩むという方は内向的な方に多いかもしれません。社交的で人に接するのが得意な方は、頭で思う前に口に出してしまうでしょうから。
ただ内向的や社交的といった先天的な性格の特徴も一長一短なので気にしなくてよいです。なぜならナンパにおける会話は、通常の会話とはシステムそのものが異なるからです。
例をあげていきます。
「どこ行くの?」というセリフだけだと相手の返答は複数のなかから頭で選択しないといけなくなりますよね。買い物に行くのかもしれませんし、仕事に行くのかもしれない。
そうした具体的な行動を女性自ら初対面の男性に情報開示するには警戒心が出てきますし、質問の幅が大きすぎるため頭で思考させてしまうので「何で初対面の人に教えないといけないの!」という不の感情に繋がりやすいのです。
これを回避するためには<質問の幅を狭める>というのが心理的に有効です。
この質問の仕方であれば返答が「YESかNO」の二者択一になりますから女性の思考をコントロールすることができます。単純に「はい」か「いいえ」で答えればいいので余計な事を考えさせなくてすむわけです。
何度も言いますが会話の内容は何でも良いのです。仕組みが重要なので。
といった組み合わせでも大丈夫です。オーソドックスな例題ばかりですが、イレギュラーなものだと
とかでもいいわけです。こういう質問を投げかけると女性は「え?」と疑問を持ち、
と自ら話しかけてくれます。質問を狭めているうえに、質問内容に意外性があるため相手の思考を停止させてしまうのです。
これは<ネタナンパ>に属する手法ですが、実は<催眠誘導>の手口を応用してるんですね。<ネタナンパ>に関しては「直説法+間接法」なため、別途詳しく解説します。(ここでは直説法について説明していますので割愛)
質問の返答は「YESとNO」どちらでもかまいません。なぜなら反応があるかないかが重要なため、あなたの判断すべき箇所は「反応があったか?」という部分にたいして「YES」ならいいわけです。
次の段階では<和み>にはいります。
<和み>に関しても<連れ出し和み>と<ムード和み>で役割が異なりますが、ここでの<和み>はフリートークから「連れ出し」か「連絡先交換」を選別していくためのものとなります。
和みを確認したら次の段階の<連れ出し要求>にはいります。
セリフがこれだけだと理解しにくいでしょうから、別の例題も書いておきましょう。
言葉が違うだけでセオリーは、まったく一緒です。
ちなみに連れ出した後は、こういうトークの回し方はしません。
連れ出すまでの間や、連絡先を交換するまでの場つなぎとして必要な会話手法であって、食事中の会話とか2人きりで部屋にいるさいとかに同じようなパターンで話してると意思疎通ができませんから。
例1と例2では<和む>ための心理テクニックが少し違いますが基本は同じ事をやっています。
ナンパのフリートーク(会話)では警戒心を解くために和むことが大切なのです。そのために心理学を応用した会話の組み立てをしていくというわけですね。
フリートークの後は<連れ出し要求>を行います。<連絡先交換>が目的であっても先に連れ出し要求をしておいたほうがよいでしょう。
理由としては、この順番を守ることで自然に<即系かアポ系かの見極め>に繋がるからです。
連れ出す場所は、あらかじめ決めておきます。
などが一般的です。時間帯によっても連れ出せる店が違いますので、そこは臨機応変で。例えば昼から居酒屋はやってませんがカフェはたくさんあいています。逆に夜は居酒屋のほうがたくさん開業してますので誘いやすいでしょう。
事前に街を徘徊して、どこに何の店があるのか把握しておけば、ナンパてフリートークしながら歩いている最中に店の前に通りかかったり看板が目に入ったさいに、連れ出しの要求ができるので自然な流れで誘えます。
誘いのセリフは単純でいいです。これで「え~どうしよう」とか「うん」と即答する女性は、大きなYESなわけですから、すぐに連れ出せますし、逆に断られたら、すぐに<連絡先交換>にシフトチェンジしてください。
ちなみに「ダメ?」と聞いているのは「例1」のYESセットを成立させるための布石です。
もしも連れ出し拒否だった場合は、こういうセリフをはさんでから連絡先を交換する流れにもっていきます。ここまでの段階で小さなYESを最低2回は言わせてるので、3回目のYESが出やすくなります。
「はい」が連続して出てくるように会話で仕掛けているため「良い?」の質問にたいしてもYESになりやすいわけです。ここで承諾を得ているので<連絡先交換>がスムーズにおこなえるというわけです。
ちなみに連れ出しができた場合は、この段階での連絡先交換はしないでください。交換する時間を後回しにしないと順番が狂いますので。
連れ出しの場合は、即効でアポってデートしているのと同じ状況なため、<トーク術><魅力のアピール>などでムードをつくっていかなければなりません。それが成功すると即に繋がるわけです。
誘いのセリフもセオリーさえ守られていれば、違う言葉でもかまいません。応用してもらうため、違う誘い方のセリフを書いておきます。
自分の行動に相手をつき合わさせるというパターンですね。その<お礼>にたいして1杯おごるという理由付けをいれています。
さらに和ませるために次のようなセリフをはさんでおくと安心です。
ナンパした中には、おごり目的の女性もいますので、それを回避するための布石となります。一応冗談ぽく言うことで、笑顔が出てたら相手の警戒心も解けますし、歩きながら店の看板などが目に入ったら、そのまま店に誘導しましょう。
このパターンの場合だと流れをつくっていますので、連れ出しはしやすくなります。店前で拒否されたら先ほどの「じゃぁ今度遊ぼうよ?良い?」を挟んで<連絡先交換>に進みます。
YESで回答できる質問が続くと、次も単純な質問でくると脳が錯覚しますから、そのまま連れ出し要求をしたさいもつられてYESと言いやすくなるわけです。
ただし何かしら相手に用事がある場合は、連れ出しできません。だから連れ出し要求が「NO」であれば、すかさず<連絡先交換>のセリフでつなげます。
すると連続の反応により「YES」(交換に応じやすい心理)になるというわけです。
心理学では2回連続した「YES」や頷きが続くと、3回目の質問内容にかかわら「YES」や頷きが出やすくなるという法則があります。それを応用しているわけですね。
また連絡手段は時代によって変化していきます。この講座では普遍的なマニュアルを目指していますので<連絡先>という単語を使っていますが、実際にナンパするさいは時代背景に応じて単語を使い分けてください。
どういう意味かといいますと、昔は電話番号しか連絡手段がありませんでしたよね。それからショートメールが普及しだして、つづいてメールアドレスになり、近年ではLINEに代表される通信アプリとなっていきました。
電話もポケベルからガラケーになり、そこからスマートフォンというようにサービスじたいも変貌していきました。メールアドレスが中心だった時代は、わかりやすいメアドを入力させてましたし、赤外線通信がではじめると「赤外線」という言葉をはさむようになりました。
通信アプリが出始めた当初は、LINEとカカオという同じシステムのアプリが台頭してましたので両方のアプリをインストールして交換という事もありましたし、通信手段は時代とともに変化するものだと思ってください。
言い回しの単語が変わるだけでナンパにおける手法は、まったく変化しません。ですので実際には<連絡先>という言葉の箇所は、あなたの時代で使用されている連絡手段ツールに置き換えて考えるようにしてください。
連絡先を交換するときのセリフです。
連れ出し拒否のさいに「じゃぁ今度遊ぼうよ?良い?」という布石を打って小さなYESを事前に数回言わせてあるので、連絡先交換は拒否できない流れになっていますよね。
さらに連れ出し要求が大きい要求なため、連絡先交換は小さな要求として受け止められるのです。
注意点としては連絡先を聞き出すのではなく、自分の連絡先を入れさせるという部分でしょう。まずは<ブーメラン>の状態を作り出し、同時に自己紹介してしまいます。
これを心理学で<自己開示>といい、相手の情報を聞き出すためには、まず先に自分の情報を提示しなくてはなりません。そうすることで情報のトレードが成立するのです。
連絡先を入れてもらったら「じゃぁ返信して?」(LINEならスタンプして?などのセリフ)と言えば、大半の女性は、その場で返信してくれますので交換できます。
ここで相手の名前を確認したらすぐに放流(その場を立ち去る)してください。いつまでもダラダラと話すと後日アポる(デートする)さいに、未知の領域が少ないためトキメキが薄れてしまい会える確率が減りますから。
めったにありませんが、この段階で連絡先を入れることにたいして悩む女の場合は…
などと布石を打ちます。これで大半の女性は、あなたの連絡先を登録してくれますし、実際にあなたが女性の連絡先を知らなくても、後から返信がくる可能性が高いです。
本当に、あなたに興味がなければ最初の段階で無視してるはずですから。何かしら魅力を感じているけれど遊ばれたら嫌だとかそういう気持ちが邪魔させてるだけだと思っていいでしょう。
でもこうした心理状態は関係性を継続したいという前提で湧き上がる感情ですから<ブーメラン>状態(こちらの連絡先のみ入れさせておく状態)でも返信がくるというわけです。
放流して別れるさいは「絶対連絡するから!ありがとう!」と、お礼を言って放流してください。
逆に拒否されたり無視されたからとって、罵声を浴びせたり捨て台詞を吐いたりするのは絶対にやめましょう。あとこの段階でボディータッチするのは、まだ早いのでやめておいたほうが無難です。迷惑として認識されてしまうと無意味なので。
あくまでナンパしたのはこちらなのですから、声をかけて反応してくれてありがとうという気持ちで行きましょう。出会えてよかったと感謝する事が大切なのです。